【4月新ドラマ感想】『母になる』子役(コウ)のセリフが棒読みで感情移入できなかった 内容は面白そうなのにもったいないなぁ
4月の水曜新ドラマとして沢尻エリカさん主演の『母になる』が始まりました。
藤木直人さんと相思相愛のお互いひとめぼれで付き合い始めた沢尻エリカさん。子宝にも恵まれ出来ちゃった結婚。祝福する藤木直人さんの母親・風吹ジュンさん。そんな円満な家庭に生まれたコウ(吉武歓)との幸せな生活が続いていました。
しかし、突然コウは誘拐されてしまい。。。
コウは生きていると考える沢尻エリカさんと、心が錆びてしまった藤木直人さんは別居(離婚はしたのかな。。。)
数年後、児童養護施設にコウがいるとの情報。
およそ10年ぶりに母と子として再会した二人が、本当の親子に戻れるのか。また、空白の10年間に母親としてコウの面倒を見ていた女性である小池栄子との関係、このあたりが今後の見どころになるかと思います。
そんな子を持つ親なら誰もが共感し、『私だったら、わが子だったら』と感情移入してしまうような内容のドラマですが、子役の棒読みがもったいなかったとの声がツイッターに多数あげられています。
『なんかね。胸のあたりギュウってなるの。これがいとおしいってことだよ。』
みたいな子役のコウのセリフがあって、母親としての沢尻エリカさんが涙するシーンがあるのですが、ここがなかなかどうして。。。
いやいや。。。めっちゃ棒読みやん。。。
きっと今後のドラマの展開上、何度も過去の回想シーンでこの場面は登場すると思います。そのたびに感情移入がストップしてしまわないか心配です。
ドラマの内容は興味があり、出演者も沢尻エリカさんや藤木直人さんなど高視聴率ドラマをけん引している方々ですので、多くの方が初回を楽しみに見ていたと思います。子を持つ親としては、幼稚園で急に子供がいなくなったり、大学で突然屋上に子供が行くなどあり得ないですが、もし起こったらと考えるとゾッとするような出来事です。
さらに、『八日目の蝉』のように誘拐犯と誘拐された子の間に、何らかの親子関係以上の関係性が生まれており、実の母親と育ての母親の間で揺れ動く子供ってのは『そして父になる』にもよく似た感じです。最後は両方ともを母親とするのかなと勝手に想像しています。
あれ。。タイトル『母になる』って『そして父になる』のパクリ???
とはいえ、今後の回想シーンの入れ方次第では、なかなか盛り上がりにくいのではないかと感じました。