飛行機の航空券はANAの場合、マイルで購入できるマイル航空券と、ポイントのように利用できるスカイコインでの購入があります。マイルは貯めることで航空券と交換することができ、またマイルからスカイコインに交換することもできます。スカイコインはANAの航空券やパッケージツアー、ホテルなどの購入に1ポイント単位で利用することができます。
私のような年に数回しか航空機を利用せず、ポイントサイトやクレジットカード利用でしかマイルを貯めていない人は陸マイラーと呼ばれています。そんな陸マイラーでも頑張れば、年間4万マイルくらいは貯めることが出来ます。
今回はそんな陸マイルで貯めた4万マイルの利用方法として、マイルとして利用する方法と、スカイコインに変換して利用した場合でどちらがお得かを調べてみました。
航空券をお得に安く購入する方法
今年の夏に予定している宮古島家族旅行は、マイルも4万ポイント貯まっていたので、ホテルと航空券を別に予約することを予定していました。ホテルはネットを使って安いホテルを探すことに成功し、破格の値段で宿泊できそうです。やはり、宿泊の90日前や60日前など早い時期から予約をすることで、かなりの割安になるようです。もし、安く宿泊ホテルを予約したいのであれば、早めの予約がオススメです。
一方、航空券の購入に関しては、貯まっていたマイルを利用することを考えていました。マイルを利用して航空券を購入する方法は以下の2つです。
- マイルを利用して、特典航空券を購入する
- マイルからスカイコインに換えてから、スカイコインで航空券を購入する
さらに、スカイコインで航空券を購入する場合も、ホテルと同じで早割がお得です。75日前ではかなり安くなるので航空券を購入する予定のある方も、早めの予約がオススメですね。
では、マイル利用の特典航空券とスカイコインの早割航空券。どちらがお得なのでしょうか?それぞれのメリットとデメリットを調べてみました。なお、以下の条件で比較しています。
- 大人2名、小人1名、乳児1名
- 9月出発(レギュラーシーズン)
- 関空ー宮古 航空券
- ANA普通カード会員
マイル特典航空券のメリット
大阪ー宮古間往復、レギュラーシーズンマイル特典航空券の必要マイルは一人当たり18000マイルです。40000マイルあれば、2名分の往復チケットが手に入り、4000マイルが残る計算です。もし東京ー宮古の場合でも、一人あたり20000マイルです。
大阪ー宮古間の大人片道の正規運賃が51000円ですので、18000マイルで10万円以上の価値がある計算になります。やはりマイル利用での特典航空券はお得ですね。
今回の条件の場合、あと1名分の航空券は別で購入する必要があり、2ケ月前の早割28で計算すると往復42800円です。
マイル特典航空券のデメリット
マイル特典航空券のデメリットは、以下の2点です。
- 特典利用できる枠の少なさ
- 2ケ月前からでないと予約出来ない
特典利用できる枠数は、公表されていません。最悪、特典利用できる席が無い場合もあります。私のように3名並び席が欲しい家族旅行の場合でも、3つ席が空いている補償は無く、運よく取れたとしても並び席の確約は出来ません。
さらに、特典航空券の交換は旅行予定日の2ケ月前からしか予約できません。2ケ月前の朝9:30分には多くのユーザーのアクセスが殺到し、ANAのサイトに繋がりにくい状況になることもしばしばあります。これは、往路の場合であり、復路は2ケ月と14日前から予約することが出来ます。つまり、宮古ー関空を往路とし、関空-宮古を復路として設定すれば、さらに14日前から予約することが出来ます。しかし、この情報もすでにマイラーの間では周知の事実のため、特典航空券が取りづらい状況は変わりません。
スカイコイン早割航空券のメリット
マイルはスカイコインというANAのポイントに移行することが出来ます。スカイコインはANAの各種サービス、航空券の支払いから、ANAの提供するパッケージツアー、ANAのショッピングモールなどで利用することが出来ます。マイルからスカイコインへの交換はANAマイレージモールで即時交換可能です。
マイルからスカイコインへの交換率は、交換するマイルの量と会員のランクによって異なるようです。
私は一般カード会員で40000マイルなので、60000スカイコインに移行できました。
75日前の関空ー宮古の早割航空券の片道運賃は18900円です。
往復37800円。大人2名と小人1名の3名分で113400円です。ここでスカイコインを60000ポイント利用したので、残り53400円の支払いが必要です。
ANAスカイコインのメリットとしては、以下の2点があげられます。
- 早割航空券の購入に利用できる
- 確実に航空券が購入できる
旅行の日程が確実に決まっている場合、航空券が確実に取れなければ意味がありません。マイル特典航空券と違い、確実に航空券を抑えることが出来るのがANAスカイコインでの早割購入のメリットでしょう。さらに、並び席も確約できるため小さな子供連れでも安心です。
スカイコイン早割チケットのデメリット
特典航空券利用に比べて、マイルの価値が目減りすることが一番のデメリットでしょう。特典航空券であれば往復航空券は18000マイルです。この18000マイルを1.5倍の交換率でスカイコインに交換したら27000ポイントです。最も安い早割75の往復運賃が37800円ですので、10000円くらい足りないです。このことからも、特典航空券がいかにお得かが分かります。
さらに交換マイル数や会員ランクによってスカイコインへの交換率が異なることもデメリットでしょう。今回の場合、私は一般カードですので1.5倍でしたが、ただのマイレージ会員だと1.2倍です。40000マイルの交換で考えると12000ポイントの差です。およそ12000円も差が付くってことです。
まとめ
マイル特典航空券とスカイコイン早割航空券のどちらがお得かを検討しました。それぞれメリットとデメリットはありますが、小さな子供連れで日程の決まった家族旅行であれば、スカイコイン早割航空券の方が利用価値は高そうです。逆に、個人旅で『特典航空券が取れたら旅行に行こう。』くらいのフットワークの軽い旅であれば、マイル特典航空券がお得です。
今回は子供連れの家族旅行ですので、スカイコイン早割航空券を利用しました。